ロゴを作る際の考え方!ロゴデザインで抑えておきたい4つのポイント
ロゴデザのメディアでは、ロゴに関するあらゆる情報を配信しています。
本日は、ロゴを作成する際の6つの技法と考え方についてご紹介いたします。
ロゴを作る際の考え方とは?
そもそもロゴとは?
まず、ロゴデザインをする際に肝に銘じておくことがあります。
ロゴはそのブランドの「顔」となる大事なデザインであるということ。
ロゴがブランドイメージを定着させ、さらなる飛躍を助けるのです。
ロゴを作る際の大事な考え方
ロゴデザインをする際に大事なことは「コンセプトメイク」することです。
コンセプトメイクとは、デザインに意味を持たせることです。
「なんとなくかっこいいから」「なんとなくかわいいから」「なんとなくバランスが良いから」といった「なんとなく」のデザインはロゴではNG!
なにせロゴは「顔」なので、「なんとなく」では困るのです。
色・フォント・形、全てに意味があってこそロゴはブランドの顔となれるのです。
抑えておきたい考え方
- 形に意味を持たせる
- フォントにイメージを与える
- ターゲットを考える
- 10年後を見据える
この4つのポイントを抑えてデザインすることが大事です。
具体的に、どうやってコンセプトメイクするのか、ロゴデザインの考え方の基本をご紹介します。
絶対に大事ななのがヒアリング・打ち合わせ
これはクライアントワークに限っての話ですが、ロゴデザインをする際に必ず行っておくべきなのがヒアリング・打ち合わせです。
ロゴは、「顔」になるべきデザインですから、入念なヒアリングや打ち合わせで相手の骨の髄まで理解して、コンセプトメイクしたいところです。
相手の事が理解できればできるほど、ロゴにその人のイメージを落とし込めます。
その人のやりたい事を落とし込めます。
ヒアリングで是非聞いておきたいことは以下のような感じ。
- 何をするのか
- 正式な名称
- 1年後どうなりたいか
- 10年後どうなりたいか
- 競合と考える企業・ブランド・サービスなど
- 好きなもの(食べ物・ブランド・趣味などなんでも)
- 誰がターゲットなのか
- 地域ビジネスなのか
- コンセプト(ない人のほうが多いですが)
- テーマカラー
これくらい聞いておけばOKだと思います。
ヒアリングで得たデータをもとにアイデアを練っていきます。
アイデアはあるだけ絞り出そう!
コンセプトメイクする上でアイデアはあるだけ絞り出した方が良いです。
ロゴデザインの考え方は、「足し算」「引き算」「模写」「パロディ」「転換」「反転」などいろいろな方法を用います。
例えば、Googleという企業のロゴデザインを受注したとしましょう。
Googleにはすでに素晴らしいロゴがありますが、まぁ参考ということでお許し下さい。
上記の6つの技法でそれぞれアイデアを出してみます。
1.「足し算」の考え方の場合
Googleといえば、今や総合サービスとなっていますが、原点は検索エンジンサービスです。
そこで、Oと虫眼鏡を足し算した新しいロゴマークを作ったデザインアイデアを1案。
Googleという情報から「足し算」して新たな新しいデザインを生み出す、最も一般的で良く使われる技法になります。
2.「引き算」の技法の場合
これは現在のGoogleロゴで使用されている技法だと思います。無駄な装飾は省いた引き算デザイン=ミニマルなデザインですね。
伝えたいものを詰め込み過ぎると、ロゴがスッキリとしません。そこで引き算の考え方を利用して、本当に必要な情報だけに絞ってデザインする技法になります。
3.「模写」の技法の場合
インターネットといえば2進法、モールス信号に近いというところからモールス信号を模写した新しいロゴマークをデザイン。
余談ですが、確かディズニーもモールス信号をモチーフにしたデザインが多いですよね。
何かに模写させて新しいロゴをデザインする技法で、一瞬ではなかなか出ないですが、考えていくとポッと浮かんだりする技法です。
4.「パロディ」の技法の場合
これが作る上では一番楽しいですよね。
ご存知、フリスクのパロディです。パロディは上手く使えば上手なデザイン技法ですが、失敗すると佐野研二郎氏のように叩かれます。
デザインというよりは考え方をインスピレーションするという使い方が正しいと思います。
5.「転換」の技法の場合
Googleのイメージを一新する!というように、全く別のデザインを提案する場合に使えます。
デザインコンセプトを一から見直してしまおうという感じでしょうか。
6.「反転」の技法の場合
転換の手法と似ていますが、「反転」の場合は、裏返すというようなイメージです。
イメージを一新させたい場合などに使うデザイン手法ですが、今回はカタカナロゴを作成してみました。
方針や傾向のベクトルがガラッと変更したい、ブランドイメージを一新したいという場合に効果的。
以上のように、大きくはこのような6つの技法をさらに足し算したり引き算したりしてデザインを生み出していきます。
まとめ
この考え方を行っていくと、自然と形やフォントに意味・イメージが盛り込まれていきます。
こういった行為をスタディと呼びますが、沢山スタディすることで、アイデアがブラッシュアップされて、とても良いロゴデザインが生まれます。
さらにアイデアを生む上で悩んだ場合は、この記事で新たなアイデアを生み出してみましょう。
→ロゴデザインをする際のアイデア出しの方法まとめ
ロゴデザインは意味が大事というお話でした。
コンセプトメイクを行って、このロゴってどういう意味?って聞かれた時に胸を張って説明できる素晴らしいロゴをデザインしましょう。